<中核地域生活支援センター さんネット>
テーマ
『 東京オリンピック・パラリンピックから未来に向けて 』
Diversity & Inclusion
~すべての人に個性があることを理解したうえで、お互いを尊重し合いながら
それぞれの個性を活かしていこう~
日時:令和3年12月17日(金) 13:30~15:30
場所:城西国際大学 H棟3階プレゼンテーションホール
東金市求名1番地
対象
山武圏域自立支援協議会(会場参加43名・オンライン参加60名)
城西国際大学教員及び学生
1.基調講演
講師:一般社団法人 日本パラ陸上競技連盟
副理事長 花岡 伸和 氏
新型コロナ感染症感染予防を講じるために、会場参加者を50名に限定しました。
オンライン研修会に参加できる自立支援協議会メンバーや一般参加者はZOOMを活用しての研修会設定としました。
山武圏域自立支援協議会会長による挨拶により令和3年第2回研修会が開始しました。
講師の花岡伸和氏による自己紹介から基調講演が始まりました。車いすユーザーとなった経緯やパラリンピックを目指した具体的な動機を伺うことができました。
最初に、「共生社会の実現」という表現に対して違和感を覚えるとのお話がありました。
「多様と共生を前提として繁栄を遂げた人類は『ここにきて再構築を迫られている』とし実現ではなく再構築」という立場を明示されました。人類はスライドのようにいろいろな状態が混とんと存在していると話されました。
共生社会とは、違いを認め合う役割のある社会である。
自分のやりたいことを見つけて、なりたい自分に向かって懲りずに続けていれば成功する。
あらかじめ質問事項を受け付けていましたが、城西国際大学の学生さんや自立支援協議会のスタッフからも質問がありました。
興味深い講演であったことが、改めて講演の内容から質問が浮かび上がったのだと思います。
2.表彰報告
報告者:千葉県立東金特別支援学校
東京2020パラリンピック閉会式の中で、国際パラリンピック委員会公認教材を活用して地域社会の中で共生社会の実現に向けた活動を継続的に進めた、千葉県立東金特別支援学校が「I’mPOSSIBLEアワード開催国特別賞」を受賞しました。
改めて、本研修会の中で活動内容を報告するとともに、今後の地域連携に向けての展望について話されました。
東京2020パラリンピック閉会式の動画を検索サイトから検索することで、当日の様子が確認できます。
千葉県立東金特別支援学校が登壇する様子は56分25秒当たりからとのことです。興味ある方は検索してみてください。
まとめと課題
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点と研修を実施することの重要性のバランスをとる方法として、集合型とオンラインのハイブリッド型で実施することができた。
試行錯誤の中での実施ではあったが、課題をマイナス要因ととらえないで、次の機会への解決すべき視点ととらえることで活用の広がりを作り上げていきたい。
特に、オンラインで使用する機器や回線の状況については事前の確認が極めて重要であることがつかめた。
座学で得た知識や知見を実践の場で活用できる日が近いことを期待する研修会であった。